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更新日:2014年03月14日21:21:06

動物の飼い方・・1歩、間違うと、大変なことに。。

私は、子供の頃から、動物が大好きで、たくさんの動物に囲まれていました。

兄弟も動物が大好きだったので・・特に兄がたくさんの動物を飼っていました。

鳥類から、小動物、犬と・・たくさんの動物たちが、いつもいました。

私自身も、小学生の時、ハムスターをお迎えしたのが初めてです。

でも飼い方をきちんと知っていなければ、哀しい結果になることもあります。

動物を飼うことで癒されることもありますが、責任も伴います。

私は独身時代に、看護師をしていましたが、動物のことに関しては、全くの素人です。

ですが・・これまで動物をお迎えして、気づいたことをここに書きたいと思います。

私は専門家ではありませんので、私の経験を参考にしていただけるなら、幸いです。

いちばん最初に、しなければならないこと。。 現在では、インターネットで、色々なことが検索できます。

ですから、お迎えしたいと思う動物について、調べることが必要です。

1.動物の生態について
  その動物は昼行性でしょうか?
  夜行性でしょうか?
  単独生活をする動物でしょうか?
  集団行動をする動物でしょうか?
  
  これらを知らないと、単独行動の動物を同じ仲間であっても集団で飼うなら、悲惨な結果が起こります。

2.どんな環境で、飼えばよいのでしょうか。
  
  環境は、その動物の健康、寿命を左右します。
  長生きしてほしいと思うなら、必要な環境を整えましょう。

3、どんなものを食べるのでしょうか?

  通常、専用のフードがあるはずです。例えば、人間の食べ物の残り物でいいと考えるなら、将来、様々な病気になるかもしれません。
  
  病気になれば、動物病院に連れて行く必要もあります。その場合、動物の保険はまだまだ浸透してませんので、莫大な費用が掛かるかもしれません。

  動物も、食べさせるなら、人間の食べ物がおいしいことを知っています。

  ですから、人間の食べ物は最初から与えないことを、心に決める必要があります。
選び方   どのような種類であっても、それぞれに関して、ネットなどで調べるなどして、特徴を知っておくことが大切です。

  その特徴を知り、その動物特有の健康状態がどうなのか・・知る必要があります。

  健康状態の良い子を選ぶこと・・これは鉄則ですが・・。
  先天性、後天性の病気がすぐに見つかるわけではありません。
  老齢によって、病気になることもあるからです。
  その子の将来を考えて、選ぶことが大切です。

  どんな場所で飼えばよいのでしょうか?
  
  動物によって、食べさせてはいけないものもあります。
  例えば、犬であれば、代表的なものとして、玉ねぎ類、チョコレートなどです。
玉ねぎは、血液中の白血球を破壊してしまいます。チョコレートは、重症になると中毒で、ショックを起こすこともあります。
  
  前回、人間の食べ物は与えてはいけないと書きましたが、全くいけない訳ではないと思います。
手作りのフードを与えている人もいます。それはあくまでその動物用に作られたものです。
  
  動物にも、個体差があります。
  同じ種類であっても、全ての動物が同じではありません。
  これは人間に性格があるのと同じです。
  人懐こい子もいれば、慣れない子もいます。
  
  特にエキゾチックと呼ばれる小動物の飼い方には、注意が必要です。
どんな動物でも同様ですが、かかりつけの動物病院は必要ですし、専門の動物病院が必要です。
専門外の動物病院にかかることは、危険なことです。
また人間と同様、セカンドオピニオンを考える必要があるかもしれません。

  次回、その理由として、我が家の愛犬の病気について、書きたいと思います。
    
  
緑内障 現在、16歳のトイプードルの男の子がいます。
彼は私が初めて迎えた犬だったので、我が子のように可愛がっています。

彼の病気について、同じような病気の動物たちのために、ここに病状を書きたいと思います。

5歳から、小山に住むことになり、かかりつけの動物病院がありました。
普段は、予防接種とフィラリアのお薬をいただくだけでした。

*時々、室内犬で外に出すことがないからと、予防接種、フィラリアのお薬を与えていない飼い主さんがいると聞きますが、予防接種は法律で決められていますし、人間が部屋の中で蚊に刺されるように、犬も刺されます。必ずフィラリアにお薬も与えるべきと思います。

獣医さんの中には、室内犬で外に出さないなら、大丈夫という方もいるようですが、老齢以外は必要です。
老齢で病気があっても、フィラリアの薬は服用しています。

7歳の時、右目の充血に気付き、かかりつけの病院に連れて行きました。(現在、かかっている病院ではなく、最初にかかった病院です)
眼圧を測定したところ、緑内障が判明しました。
緑内障は、分かりづらいですが、上瞼をめくると、眼球の上の部分が充血します。
この場合、緑内障を疑い、病院に連れて行くことをお勧めします。
緑内障ではなく、強膜炎である場合もあります。
通常は分からない場合が多いようですが、前脚で頻繁に目を触るようなしぐさをする場合は、注意が必要かもしれません。

通常は分からない場合が多いということですが、私は気づくことができ、緑内障の目薬を点眼するようになりました。
通常、回数が決められていますし、眼圧を下げるためですので、可能な限り、時間を決めて、決められた回数、点眼する必要があります。

ですがそれでも眼圧が異常に高くなり、点滴も続けていましたが・・眼圧が下がらず、ついには水晶体を支えている筋肉が緩み、目の中に滑落し、すでに視力もない状態でした。

治療法として、水晶体除去、目の中身の除去後、シリコンボールを入れるか、眼球自体を除去し、瞼を糸で閉じてしまうか、3つの方法しかありませんでした。
水晶体除去は、治癒しなかった場合、もう1度、オペをする必要があると言われました。
その為、外見の変化は私自身が哀しくなってしまうので、シリコンボールを入れるオペをしました。
このオペの弱点は、どうしても目自体が白濁して見えてしまうようです。
ですが・・我が家では、白濁が少なく、目が普通に見えるため、大成功でした。
このオペのおかげで、視力は失いましたが、緑内障の痛みはなくなりました。

ですが・・まだまだ困難は続きます。
僧帽弁閉鎖不全症  発覚 以前、書きましたが、緑内障の経過検査の為、2か月に1度、かかりつけの病院に通院していました。
その病院はとても混んでいたためか、院長先生ではなく、いつも若い先生が診察をしていました。
基本的な診察、聴診器で心音を聴き、眼圧検査をし、目薬をもらい、経過をみるという状態でした。
その病院は遠かったので、ある日、何気ない気持ちで、耳掃除、肛門絞りをしてもらおうと、近所の病院に連れて行きました。

その病院でも、先生が基本的な診察をしました。
先生は聴診器で心音を聞くとすぐに、
「この子、心臓、悪いよね」と聞かれました。

「えっ??」
私には、まさに寝耳に水でした。かかりつけの病院に2か月に1度、通院していましたが、そんなことは1度も言われたことがなかったのです。

私は茫然としてしまい、
「緑内障の経過検査で2か月に1度、病院にかかっていて、そんなこと、1度も言われたことがないんです・・」そう答えました。

すると先生は、
「そう・・でもこの子の心臓、かなり悪いよ。良かったら、検査してあげるよ」と言われました。

その日はあまりのことに信じられず、そのまま帰ってきましたが、翌日、検査に行きました。

結果は6段階中4段階まで進行していて、かなり悪いという事でした。
そして肺水腫になるなら、死んでしまうということが分かりました。

その他、色々なことが分かりました。

それは・・かかりつけの病院でしていたことは、全て必要のないことでした。

ですからその病院には、行っていません。当然です。早期発見していれば、こんなことにはならなかったのです。

2か月に1度、検査に行っていたのに・・と悔しさで一杯でした。
皆さんもかかりつけがあるから・・と思うのではなく、セカンドオピニオンも大切です。

おかしいと思ったなら、別の病院に行くことをお勧めします。

うちの子のようにならないように・・。
僧帽弁閉鎖不全症  症状 心臓は、4つの部屋に分かれています。左心房、左心室、右心房、右心室です。

簡単に説明すると、呼吸で新鮮な空気を取り入れた血液を肺が心臓に送り込みます。
肺から左心房に送られ、その血液を全身に送るため、左心室に送られます。その時肺に逆流しないように、僧帽弁という弁が閉まり、血液が全身に送られます。
僧帽弁閉鎖不全症は、その弁が閉まりにくくなり、血液が全身に送れなくなる状態です。

犬の場合、人間と違い、話すことができませんから、気を付ける必要があります。

症状として、寝てばかりいるようになったり、風邪のような咳をするようになったりすると、心臓病の疑いがあるといえます。
また血液を全身に送れないため、失神することがあります。その場合、数十秒で気づきますが、これも心臓病の症状の一つとなります。

心当たりがあるなら、獣医さんに診てもらう必要があります。人間と違い、心臓病は発症したら、治すことができないからです。

薬を使用しても、進行を遅らせるだけで、治すことはできません。
そして徐々に進行していきます。
必要なことは、絶対に肺水腫にしないことです。

次回、心臓病のお薬と、肺水腫について、書きたいと思います。
心臓病のお薬 色々なお薬がありますが、我が家ではベトメディン(心臓病)とルプラック(利尿剤)を飲ませていました。

ベトメディンの良い効果を得る為には、12時間ごとに、必ず服用させなければなりません。
*これは山なりに効果が表れ、減少するからです。

きっちりと言う訳にはいきませんが、決めた時間の30分前後には、服用させていました。

私たちがどうしても出掛けなければならないときには、日数をかけて、30分ずつずらして時間を調整しました。

利尿剤も同じように服用させますが、こちらは心臓病の度合いにより、量が変わります。
利尿剤と言うと、水分を制限しなくてはならないと思われがちですが、全くの反対です。

犬が水を飲みたいだけ飲ませ、たくさんの尿をさせます。
矛盾しているように思えますが、腎機能を正常に保つためです。
腎機能を正常に保つためには、食事で十分な栄養と新鮮な水が必要になります。
これらが損なわれると、尿が出なくなり、腎不全を起こし、死に至ります。

そして獣医師の指示に従うことが大切です。

薬の飲ませ方ですが、我が家では薬と名のつく固形物は一切飲もうとしなかった為、薬を細かく砕き少量の水に溶き、シリンジ(注射器)で吸って、口の脇から頬袋に流し込んでいました。

飲めない子には、これがいちばん楽と思います。