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一般社団法人 小山青年会議所

更新日:2016年01月14日16:38:26

2016年度理事長基本方針

理事長基本方針

昨今の経済情勢の中、当たり前に青年会議所活動を続けていくことは、一昔前と比べ容易ではありません。
急激に進む少子超高齢化、人口減少社会。我々の住むここ栃木県も、大きな変革の波に晒されています。今後は本当に厳しい時代が続くのかもしれません。しかし、私はそれでも希望を持っています。明日を創り、未来を拓ける、そう信じています。なぜなら、私たちの先人達は欧米の列強が植民地化を進める中にあって明治維新を成し遂げ、この国を近代化しました。私たちの先人達はあの敗戦から、瓦礫の下から、立ち直ってこの国を世界一安全で豊かな国にしました。先人達が乗り越えることができたことを現代に生きる私たちに出来ないはずはありません。
青年会議所運動は、戦後の復興期に、厳しい時代に「新日本の再建は我々青年の使命である」という趣旨のもと設立されました。明るい豊かな社会の実現を夢見て、このまちの為に活動された諸先輩がいたからこそ今日の我々がいると感じます。苦しいからこそ仕事もまちづくりも両立することに価値があります。そんな志高き団体である青年会議所に私は2006年に入会させていただきました。
この10年間様々な経験、体験をさせていただきました。青年会議所に入会した当初は、まちづくりや明るい豊かな社会の実現など、青年会議所が行う活動に対し、ほとんど関心がなかったのが実情です。しかし、メンバーや先輩の皆様と酒を飲み、膝を交え地域の諸問題について語り合い、この小山青年会議所が行う事業や、先輩に連れられて参加した栃木ブロック協議会の事業や、日本青年会議所の事業に参加することにより、私の心の中で何かが変化し始めました。今は青年会議所ほど成長の機会を与えてくれる団体は他に無いと確信しています。さらには、私の人生を変えるきっかけともなりました。しかし、機会を与えられるだけでは何も変わりません。自らを変えることへの恐怖心や戸惑いを取り払い、小山青年会議所で学べることを素直に受け入れることができた時、自身の成長を実感できます。
この地域のために何ができるかを考え、地域と会社と家族に伝え行動していくことが、小山青年会議所に所属する会員の使命です。地域の為に、何が出来るか考えていくことで意識変革を目指します。自らが高い志をもち、自立し、他者に依存せずに物事を行う集団こそが、時代を変革する力となります。地域や子どもたちの未来の為に、自らが考え決断し行動していきましょう。
長きにわたる青年会議所の歴史の中で、大小様々な出来事があったはずです。様々な苦難を乗り越え、今に至るまで青年会議所を通じて、喜びや悔しさを分かち合い、がむしゃらに青年会議所活動にすべてを捧げてきた諸先輩に心から感謝します。
私はこの小山青年会議所が大好きです。しかしながら、会員数の減少など様々な課題を抱えている現状もあります。この閉塞感を打破するのに必要なのは、行き過ぎた悲観論でもなく、根拠なき楽観論でもなく、現状を正確に認識して「変わらなくてはならない」という強い危機感をメンバー全員が持ち行動することが必要です。
時は後戻りすることはありません。変化を嘆くより、変化を恐れることなく小山青年会議所の志を受け継ぐものとして、このまちを愛する人として、私たちがこのまちを誇り、可能性に満ちた未来を、次世代へ託していく為に、私たちは青年会議所活動を行っているのです。
  メンバーの皆様方と力を合わせこの小山青年会議所を盛り立てていく決意であります。一年間どうぞよろしくお願いします。

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